もりねこ日記:アトピー、花粉症をコントロールして健康的な生活を送ろう

アトピー、花粉症についての備忘録として、気をつけていることや試したことなどを書き留めていきます。自分の経験が少しでも同じ悩みを持つ人のためになると嬉しいです。

アトピーがすっかり良くなった理由を考える:その2(④~⑥)

①~③まで書いた前回の続きで、自分のアトピーがすっかり良くなった理由を考えます。

 

④お風呂で体を石鹸などで洗わない

アトピーに関する多くの本があり、「体は石鹸でしっかり洗いましょう」とか、「皮脂をとってしまうので、体を石鹸などで洗うのは避けましょう」と全く逆のことが書いてあり、どちらがいいのかとよく混乱しました。

人の肌の状態によってもどちらが合うかは違うと思いますが、私の場合は皮膚が乾燥するタイプです。アトピーがひどいときは、皮膚の生まれ変わりのために落屑がぽろぽろと落ちてくるため、皮膚への刺激をしないことを念頭に考え、とにかくあまり触らないようにしようと心がけました。

皮膚が治った今もあまり刺激をしないことを念頭に、足の裏、お尻や脇などはシャボン玉石鹸で洗いますが、それ以外は特に汚れていないので、洗うのをやめました。そしてそれを続けていて生活上に問題はありません。

ボディーソープの広告に「皮膚は毎日しっかりボディーソープで洗いましょう」と書いてあることがあります。こういうのは、売り手からしたら毎日使ってどんどん買い替えてくれると売り上げも上がるしうれしいよね、と思います。あくまでメーカーが側の都合の良いことが書いてあるだけなので、自分の体にとっていいのは何か?ということは結局は自分で考えるしかないんだと思います。

 

ついでに髪の毛もお湯だけで洗うのを基本としています。

時々頭が痒かったり、髪の毛が油っぽいなと思った時だけシャンプー(お湯で薄めて使う)、コンディショナー(毛先に少しだけ使う)を使います。お湯で洗うのは慣れるのに数か月時間がかかりますが、宇津木先生の湯シャンの本を読み、どういう経過で慣れていくかを理解したら慣れない時期も理由がわかって継続できたので、すんなりとシャンプーをやめることができました。

シャンプーをやめると、髪が増える

 

⑤砂糖は避ける

砂糖をとると痒くなる、というのは子どものころからアトピーだったために何となく知っていました。大人になり、甘いものが食べたいから黒砂糖にしようとか、はちみつを使おうなど工夫をしたものの、やはり甘いものを食べると何となく痒くなる気がしていました。友人で学生時代に貨幣状皮膚炎に悩まされていた人がいるのですが、その人は今すっかりきれいな肌で、皮膚に全く問題がないのですが、甘いものは食べません。その人を近くで観察していたこともあり、やはり甘いものはまずいんだなと薄々気が付いていました。

でも砂糖の誘惑は強くなかなかやめられなかったのですが、これも知識をつけることでどうにか克服できつつあります。

まずは糖質制限に関する本を読む、そして砂糖がどのくらい体に悪いかを理解しました。そして藤川先生のメガビタミンの本に「タンパク質が足りてくると、自然と糖分を体が欲しがらなくなる」ということが書いてあったので、プロテインを飲むことを習慣にしたところ、本当に20代の時よりも甘いものが食べたいと思わなくなりました。

また、周りの環境も変わりつつあり、最近は砂糖が体に悪いということが一般的に認知されつつあると思います。例えば最近はスーパーでも糖質制限という文字が書かれたパン、ビール、お菓子なども売られていて、それらにはパッケージに糖質量が記載されていてかなり助かります。昔に比べると、とても良い時代になったなーと思います。

私が子どものころは、そういう選択肢がなく、「甘いものを食べると痒くなるから、食べるのをやめなさい」と親に言われ、食べるか食べないの二択でしたが、今は糖質量が少ないおやつを食べるという真ん中の選択肢が出てきて嬉しいです。

ジュースを飲むことを習慣にしている場合は、それをやめて、水やお茶(無糖)にするだけでも糖分の摂取量が減って、体への負担が減るかと思います。

⑥アレルギーテストをする

これは、今更当たり前のことですが・・・・。

私の場合は大人になってから病院でアレルギーテストをして、猫アレルギーだとわかりました。

私の行ったアレルギーテストはもう10年以上前のことですが、やり方は腕の数か所に針で傷を少しつけて、1か所ずつに違う物質を付けて体の反応を見るという物でした。一番痒く、赤くはれていたところがあったのですが、それが猫でした。

そして、私の自宅では私が10歳のころから皆に愛されていた猫がいて、もちろん家で飼っていたので、猫の毛は家じゅうどこにでも落ちていました。

だから、私が実家に住んでいる間はアトピーは治らないのはしょうがなかったのです。アトピーどころか喘息も出て、息ができなくて苦しかったことも何度かありました。

自宅にいた猫は家族から愛され、私も溺愛していたので、今になって何か言うこともないのですが、もし子どものころに猫が原因でアトピーであることがしっかりわかっていて対策ができたら、もう少し違う生活になっていたかもしれないな、と思うこともあります。

今でも猫は大好きですが、残念ながら猫は見る専門で、触る場合はゴム手袋をつけて触っています。

人によってアレルギーを発生させる物質は異なるので、まずは体にアレルギーを起こさせる物質から遠ざかることが一番の治療です。

私の場合は実家に泊まると、皮膚が荒れて顔が赤くなり、鼻水が止まらなくなりますが、自分の家に帰ると間もなくアレルギー症状が止まり、顔も数日すると赤かった部分の皮膚がぽろぽろと落ちて治ります。

 

つづく